2017年1月19日木曜日

杉浦醫院四方山話―493『やまなしレトロモダン』

  YBSテレビ(山梨放送)が、毎週火曜日に「やまなしレトロモダン」と云う番組を放映しています。これは、県内の歴史的建造物が次々姿を消していく中で、現在ある建造物を映像で残していこうという番組です。

 同時に旧杉浦醫院を保存して町の郷土資料館として活用しているようにレトロ・モダンな建造物は、地域の貴重な資産、資源でもあります。若い世代からも古民家が見直され、新たな息吹を取り込んで再生されている事例も聞きます。

 

 このシリーズの何回目になるのか、2月7日(火)夜9時54分から放送予定の「やまなしレトロモダン」で、杉浦醫院が紹介されます。短時間の番組ですが、建築物に絞った内容ですから当館内の建造物が細部にわたって紹介されるものと思います。

特に、過日行われた撮影では、ドローンを飛ばして上空からの撮影も行われましたので、鳥の視点で、国の登録有形文化財に指定されている五件の建造物全体を俯瞰できるのは楽しみです。

 

 もう一つ、この番組のナレーションは、YBSのアナウンサーではなく心理カウンセラーとして県内でご活躍の川辺修作氏が担当しているようです。

川辺氏は、学校カウンセラーや子育て支援活動でお馴染みですが、昨年当館で開催した「古典話芸を愉しむ教室」の紫紺亭圓夢氏等と共に山梨落語研究会のメンバーとして落語を子どもたちに教えたりのボランティア活動も行っています。東京墨田区の出身なのでしょう墨亭河童( ぼくてい かっぱ)の名前で、高座にも登場していますから、レトロ・モダンな建造物のナレーションにも味わいを添えてくれることでしょう。