2017年1月10日火曜日

杉浦醫院四方山話―491『新カレンダーで・・・』

 当館のフルオープンに向けた工事は、3年前に終了しましたが、トイレの新築と土蔵と納屋、車庫の改修補強工事を請け負った昭和町の(株) S 建設さんが、毎年新しいカレンダーを届けてくれます。建設会社のカレンダーですから高級和風住宅の写真がメインのカレンダーです。


 写真左下にその月の写真の説明がキャッチフレーズと共に記されています。1月はご覧の写真に「スリッパをはかない生活のすすめ」とコピーがあり、この家のコンセプトが続いています。この写真は、杉浦家母屋の玄関からの景色と重なります。

 

 ちなみに、「スリッパ」の発祥は日本だと云いいます。長い鎖国の時代から幕末、明治にかけ欧米の外国人が日本に来るようになり靴を履きかえて家に入ってもらうため考案されたのがスリッパで、スリップ=すべるように履ける履物がスリッパの語源だそうです。


 日本の住宅も洋風化が進み、現代ではスリッパも多彩で好みに応じた必需品ですが、玄関から直ぐ畳にすることで、「スリッパをはかない生活」が出来ると云うのが今月の和風住宅の提案になっています。

足裏には沢山のセンサーがあって、普段からこれを刺激することが健康の秘訣でもあるから、スリッパを履かないで生活できる家は、健康住宅だと言う事でしょう。


 そう云えば、足裏を程よく刺激する為にスリッパではなくワラジを履いて診察している女医さんが昭和町に居ると云う話も聞いたことがあります。

また、靴下は履かずに素足の方が良いとか青竹踏みや足つぼマッサージなど確かに「足裏は第二の心臓」などとも言われていますから需要なのでしょう。

まあ、室内を歩くだけで健康になると、足つぼを刺激するイボイボ突起がある健康サンダルといったものまでありますから、ご提案の玄関から全て畳敷きの家も苦戦かな?と立派な和風住宅など夢のまた夢でしかない引かれ者の感想でした。