2018年9月21日金曜日

杉浦醫院四方山話―553『源氏ホタル愛護会記念誌販売開始』

 昭和町源氏ホタル愛護会が結成30周年の今年、記念誌「源氏ホタルと昭和町」を発刊することとなり編集作業を進めてきました。

 

この記念誌のコンセプトは、すっかり都市化された現在の昭和町では実感できなくなっている「水の上にできた街・昭和町」を源氏ホタルを通して「水の町・昭和の歴史」を再認識できる内容になるよう編みました。限られた時間と予算の中でしたが、約60ページの小冊子として完成し、愛護会員はじめ学校や関係機関への配布も終了しました。

 

 朝日新聞に続き山日新聞でも以下のように紹介された記念誌「源氏ホタルと昭和町」を当館でも一冊500円で頒布していますので、是非ご購読くださいますようご案内いたします。



 近々の北海道地震による災害はじめ全国各地で自然災害が続く中「水の町昭和」の歴史を認識することは、地震による液状化現象など決して無縁でないことも分かります。

本誌では踏み込みませんでしたが、町が配布・周知している「ハザードマップ」と合わせて、昭和町の地盤にも目を向ける防災機会にもなればと願っています。

2018年9月13日木曜日

杉浦醫院四方山話―552『今年の落語会スタートしました』

 当館2階の座学スペースで開催している「伝統文化教室」は、6月の「篆刻(てんこく)教室」に続き「古典話芸を愉しむ教室」として、9月から12月までの4カ月、月1回「落語会」を開催します。


 今年で3年目を迎える教室ですが、今年は月ごとテーマを決め、テーマに添った話を山梨落語研究会代表の紫紺亭圓夢さんを中心に披露願うと云う企画です。

9月のテーマは「食べる」でしたから、古典落語「ちりとてちん」と「目黒のさんま」を中入りを挟んで愉しみました。

 

 10月は「学ぶ」をテーマに3日(水)に開催します。11月2日(金)は「だます」。12月7日(金)は「からかう」と続きます。時間は全て午後2時開演、3時30分終了です。


 9月11日の初回も写真でお分かりのように定員30名を10名近くオーバーする盛況でした。

杉浦醫院の1階は全て病院施設ですが、2階は当時から母屋の客室だったことから和室八畳二間と南西側を廊下が囲む間取りです。襖や障子を全て取り払うと広い空間になることも日本家屋の良さですが、ここに高座を設えますから座椅子と椅子をセットしても35、6名が限度で、ゆっくり楽しんでもらうには30名の定員設定となります。


 9月の参加者には、次回以降の出欠席の予定をお聞きしましたが、圓夢さんのアマチュアとは思えない話芸の間には山梨落語研究会の秘蔵っ子・琴音家甘魚(ことねやかんぎょ)さんの色物(大衆音楽)も入り、楽しさも倍増した感もありましたから全4回参加と云う方が多いのも頷けました。

 

 

 そんな訳で、10月以降の参加希望に応じられる人数には限りがありますが、杉浦醫院庭園の秋の移ろいも楽しみながら聴きに行ってみようと云う方はお早めに電話にてお申し込みください。

申込み先☎055-275-1400(昭和町風土伝承館・杉浦醫院)