2017年1月4日水曜日

杉浦醫院四方山話―490『新年おめでとうございます』

新年あけましておめでとうございます

今年も橋戸さん手づくりの干支作品が受付で皆様をお待ちしています。

 そろそろ酉年を迎えるカウントダウンが・・と云う年末に「鳥インフルエンザ」発生のニュースが報じられ、動物園が休園になったり、多くの養鶏が殺処分されました。

 禽舎に一羽でも陽性の鶏が発生すれば、何千、何万と云う鶏が殺処分されていますから、誰もが処分される鶏を思わずにいられないことでしょう。

 

 「焼き鳥」のイメージから、殺処分も焼却かと思っていましたが、空気感染するインフルエンザは、燃え残ったウィルスが飛散することもあることから、埋めて処分しているようです。

完全な焼却炉のある所まで運ぶ過程で、ウイルスが撒き散らされて新たな感染を生んだこともあり、移動させず、その場に埋めるのが最善策となっているようです。

 

感染症が怖いのは、ウイルスは、どんどん変異を繰り返し、トリにだけ感染するのではなくヒトにも感染する変異の可能性もあるからでしょう。そういう意味で、現時点では、「殺処分は避けられない」が世界共通の対処法となっているようです。

酉年の年頭に「殺処分云々」で誠に申し訳ありませんが、「酉年」のトリは、まぎれもなく「鶏」ですから、避けては通れないかと・・・、これ以上の広がりが無いよう祈るばかりです。

 

話題を明るく変えましょう。「焼きトリ」と云えば「酒」ですね。

「酉」という字は、もとは果実を入れておく壺からきた象形文字で、その壺の中身が醗酵して、酒壺になったことから、これに水を表す「さんずい」を加えて「酒」の字も出来たそうで、酒より酉が先であることは明らかです。

 

ですから、酒飲みは、先ず焼き鳥を注文して、後から酒を頼む位の敬意を表さなければ酉に申し訳が立たないことになります。

酒に欠かせない「酢」「醤油」「味醂」から酒に付属する「お酌」「酔う」「醒める」にも「酉」が居ますから、今年は「酉」様に感謝申し上げながら「酩酊」することなく飲むようお互い気を付けましょう。

 
お口直しにカワイイ鶏をもう一枚