2018年10月11日木曜日

杉浦醫院四方山話―555『第8回杉浦醫院院内コンサートの開催について』

 春と秋に開催してきた杉浦醫院「院内コンサート」も今秋で8回目を迎えます。

当館病院棟の応接室には三郎先生が山梨県では唯一昭和8年に購入したと云う、皇太子(現天皇)の生誕記念にヤマハが限定100台を受注生産したグランドピアノがあり、これを活用して始めたピアノを中心にしたコンサートです。

 

 企画した段階で杉浦家の縁者には、医師でテノール歌手の杉浦誠さんとピアニストの佐藤恵美さんがいたことで、スムーズにスタート出来ました。

杉浦誠さんの紹介で、富士市の調律師・辻村晴夫氏が眠っていたこのピアノを蘇らせていただき、佐藤さんも「このピアノの虜になりました」とすっかり気に入って、毎回のコンサートも嗜好を変えた内容を提案いただき、狭さ故のアットホームな雰囲気も固定ファンの増大に繋がりました。


 8回目となる今秋のコンサートについても「今年は童謡が誕生して100年目の記念すべき年ですから、友人で童謡歌手の塩野雅子さんが日程が合えば行けるので、童謡コンサートでどうでしょう」と具体案をいただきました。「塩野さんは著名な童謡歌手ですし、子ども達にも聴いて欲しいとなるといつものように40人前後の院内コンサートではもったいない気もします」とのお話もいただきました。


 そんな折「昭和町コミュニティー・スクール研修会」が開催され「これからの学校は地域と一体となって地域の人財やイベントを学校と一緒になって取り組んでいくことが一層問われる」旨、太田充デュレクターが熱く語りました。

それではと、杉浦醫院のイベント「院内コンサート」を杉浦醫院のある地域の学校・西条小学校で開催して、子ども達にも童謡を楽しんでもらうのはどうだろうかと校長に提案しましたところ、トントン拍子に話が進み、11月1日(木)に予定していた「学校開放日」の授業参観後、全児童、保護者、地域住民が「童謡のしらべ」を愉しむ「杉浦醫院出張院内コンサート」を開催することとなりました。

 

 当初11月18日(日)を予定していた佐藤さん、塩野さんにはスケジュール調整をお願いしてご協力いただき、杉浦醫院の希少ピアノを西条小学校体育館へ移動しての開催も考えましたが、今回は予算上見送りとなり「院内コンサート」の開催趣旨に触れるのが残念です。

 

 しかし、演奏者の「子ども達にも・・」と云う願いが学校の「是非聴かせたい」と重なり、参加者数も1,000人規模と、20倍以上の方々に「杉浦醫院院内コンサート」の良さを実感していただき、既に7回継続開催されてきたことを知っていただく絶好の機会として、太田デュレクター云うところの「学校も地域もハッピー・ハッピー」の昭和町コミュニティー・スクール構想にも参画していきたいと思います。

 

 童謡100年と「平成」最後と云う重なりも何かの縁でしょうから、11月1日の午後3時開演の「童謡のしらべ」コンサートに西条小学校へお越しくださいますようご案内いたします。

尚、5校時の全校授業参観もご自由に参加できます。