2015年5月11日月曜日

杉浦醫院四方山話―417『昭和町赤十字奉仕団の活動と研修会』

  昭和町の赤十字奉仕団の皆さんが、庭園の草取り奉仕に来てくださいました。       

この奉仕団のメンバーは、「住みよい地域社会をつくろう」と云う気持ちを持った人の集まりだそうで、昭和町赤十字奉仕団の会則でも【目的】に『 本団は、赤十字奉仕団規定に定めるところに基づき、すべての人々のしあわせを願い、明るい住みよい社会をきづきあげていくため、陰の力となって、身近な仕事に従事するものとする。』とあります。


 認識不足の私は「赤十字奉仕団」は「日赤奉仕団」であり、「日本赤十字社」の一組織だと思っていましたが、日本赤十字社=日赤は「奉仕団は任意組織なので一切関与していない」そうですから、日赤と云う接頭語を付けるのも間違いで「昭和町赤十字奉仕団」とあるように純粋に赤十字の精神に賛同する方々が赤十字の旗のもとに集い、ボランティア活動を黙々と行う組織だと云うことを始めて知りました。

 もっと恥ずかしい無知は、赤十字奉仕団は女性の集まりだと思っていましたから、当日男性のT氏が現れたのは、てっきり館内見学に来たのだと思ってしまったことです。

 生物学的な性に対して社会的・文化的に作られた性をジェンダーと呼びますが、「日赤の大釜で炊き出し」=女性など典型的なジェンダーで、ジェンダー・フリーにはまだまだその辺の意識改革が必要のようです。








  この日は、奉仕活動と研修会を合わせて行う予定であることを事務局から聞いていましたから、最初に館内見学の研修会をしてと思っていましたが、「陰の力となって、身近な仕事に従事するもの」の目的が浸透しているのでしょう「先に草取りさ」とか「みんなで並んで2m位取って行けば直ぐジャン」と、草取り作業が始まりました。



 草取り作業後、「草取り同様見学会をとおして杉浦醫院の良さを実感していただき、友人知人や他市町村の赤十字奉仕団の方々に広く周知してもらう宣伝部隊になっていただくのも私たちにとっては大きな奉仕活動だから」とお願いして、医院棟見学と土蔵・納屋見学の二班に分かれて研修会に入りました。限りある時間内でしたが、皆さん熱心に見学され、質問から体験談まで相互に有意義な研修会となりました。