2013年2月13日水曜日

杉浦醫院四方山話―223 『国の登録有形文化財プレート設置』


 杉浦医院敷地内の5件の建造物が、昨年8月に官報で告示され、正式に文化庁から国の登録有形文化財に指定されました。9月には、町長へのプレート伝達式もあり、新聞等でも報道されました。銅製のこのプレートを何処にどのように設置するか検討してきましたが、この度、ご覧のように入り口正面で、富士山に対峙しながら杉浦家庭園のシンボルでもあるモミジと椿を背にサツキに囲まれた庭石といった感じに設置しました。
当初、いくつかの提案もいただきましたが、杉浦家の庭園内にある自然石を使うことで、庭園とのバランスを保ち、目立ちすぎないよう配慮しました。プレートが納まっている佐久石は、母屋屋敷西側の苔庭に配されていた庭石です。その台座には、池の前の土止めに使われていた桂石を、その前を囲んでいる石も数ある土留め石の中から佐久石を選んで移動し、サツキ二本の移植も含め、寒風吹き荒れる中でも無事終了しました。

 このプレートの第一見学者は、翌日9日(土)の午前中に来館した佐藤紗世さんです。佐藤さんは、役場の新人職員ですが、学生時代、社会教育主事の実習生として、杉浦医院一年目に実習に来ました。片付け整備に追われた時でしたから、一緒に整備作業に励む作業実習でしたが、進んでシルバー人材のおばさん達の草取りを手伝ったり、移設された「地方病流行終息の碑」の前に龍のヒゲの苗を植えるなど積極的な姿勢が印象的でした。当時から「第一志望は、昭和町」と公務員を目指し、現在に至っています。目の付けどころもシャープで、今日も「庭の登録文化財のプレートいいですね。写真を撮りました」と云うので「そうだ、佐藤さんが見学者第一号だから、ブログに名前も出していいね」「えっ、いつ建てたんですか?」「昨日だよ」「えー、もう数ヶ月経ってるのかと思った。庭に溶け込んで凄くいいです」と若い女性からの高い評価も得て、このプレートも本望でしょう。