セイコーウオッチ株式会社 バーゼルワールド 2012 高級ウオッチブランド<クレドール>H・Pから |
象嵌(ぞうがん)作家の父・東峰氏から象嵌技法を学んだ塩島氏は、象嵌によるピクウェ再現に挑戦し、世界で唯一ピクウェの再現に成功し、その製造技法を後進にも伝えるべく、株式会社東峰を立ち上げ、現在に至っています。
その塩島氏のピクウェが、今年、セイコーの高級ウオッチブランド<クレドール>に採用され、6月から発売になります。上記写真のように高度な象嵌(ぞうがん)技法「ピクウェ」を駆使した3機種30本の数量限定での発売ですが、手づくりが基本のうえにセイコー社の形状規定をクリアする精度で、これだけの数を揃えるのは大変だったと思います。
宝飾品のピクウェは、全て一点ものですから、高級車と同じ位の価格ですが、6月8日(金)発売予定の<クレドール>シグノ18Kホワイトゴールドと18Kイエローゴールドモデルは、税込1,470,000円の希望小売価格が付き、7月7日(土)発売予定の<クレドール>ノードJ 18Kピンクゴールドモデルは840,000円ですが、既に大手デパート等が買い付け、完売だそうです。塩島氏は「今製作している宝飾品が100年後に存在し、アンティークジュエリーとなりえた時、初めてT.SHIOJIMAのブランドを名のれるのだ」と控えめですが、昭和町商工会にも加入する塩島氏が、世界に発信する「T.SHIOJIMA COLLECTION」は、ジュエリーのみならず高級時計でも輝き、その真価が着実に評価を増していることを物語っています。