例えば、上のトップ画面表題部分には、杉浦医院と昭和町の頭文字Sの字のロゴマークがありますが、デザイナー甘利弘樹氏の手による地方病の特徴であるお腹の膨らんだ愛嬌あるSの字は、同時に門脈に住み着いた日本住血吸虫の特徴をデザインしたロゴマークです。
「風土に学び 風土を活かす」のキャッチフレーズは、昭和町風土伝承館のコンセプトを端的に表現したいと故玉井袈裟男先生の教えに学んだものです。
その下に控え目に昭和町、やや大きく風土伝承館、中央に杉浦醫院を大きく表示して、淡い桜色の色調に庭園のメインツリーであるモミジを配した過不足ないデザインにまとめたのは、(株)ABSのK氏の積み上げの賜物でした。
また、当時の町教育委員長A氏の「ホームページの命は更新だよ」のアドバイスで開設した「杉浦医院四方山話」も30話を越えた頃から思いもかけない方々から評価をいただくなど博物館、資料館のホームページの中でも特色ある一つの形として定着し、広がりも見せてきました。
この度、根本的な再構築に伴い、開設以来協働で進めてきたK氏による保守管理は3月で終了しましたが、上記のように多くの方々の知恵とご協力で共に築きあげてきたコンセプトやデザインは、そのまま継承されましたので、あらためて「飲水思源」を肝に命じて、運営、更新していきたいと思います。
「飲水思源」は、故田中角栄氏が失脚後も中国首脳部が角栄前首相を熱烈歓迎した際使って,一躍有名になった四文字熟語ですが、中国四千年の歴史と知恵が結晶された故事成句が、歳のせいでしょうか、最近身につまされて感じ入ることが多くなりました。
「飲水思源=水を飲む時は、井戸を掘った人の恩を忘れず」は、蛇口をひねれば水が出てくる水道が当たり前になった現代ですが、つい4,50年前まで井戸水をくみ上げては風呂に水を運ぶのが子どもの仕事だったことやひとたび大震災に見舞われれば、先ず「水」の供給が緊急問題になる現実からもサーバー攻撃を機にあらためて「飲水思源」に思いを馳せ、このH・P立ち上げから今日までかかわっていただいてきた皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。
そんな訳で、当四方山話のブログも再スタートとなりましたが、データアップ等の方法も変わり、超アナログ人間の操作が入ったことから、慣れるまで何かとお見苦しい点も多々あろうかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。
次話からしばらくは、H・P閉鎖中の杉浦醫院の動きなどを「留守ノート」という形でお伝えしていきますので、引き続きのご愛読を合わせてお願いいたします。
次話からしばらくは、H・P閉鎖中の杉浦醫院の動きなどを「留守ノート」という形でお伝えしていきますので、引き続きのご愛読を合わせてお願いいたします。