2012年11月1日木曜日
杉浦醫院四方山話―192 『玄関を彩る花々』
本オープンに向け現在、裏の土蔵の改修工事が進められていますが、杉浦醫院がプレオープンして、今月で2年目を迎えます。プレオープン中は、整備改修が終わった庭園と病院棟、旧温室建物の公開ですが、旧杉浦医院の玄関は、1年目から西条一区の堀之内一郎さんが定期的に届けてくださる花々で年中、彩られています。9月にご紹介した181話「丸菊」も、花言葉から「赤色中心に咲かせたいものです」と願った4鉢が、ご覧のように全て赤く咲き始め、「念じた甲斐あり」でパチパチしてしまいました。
先日、今度は寒さの中でも冴えて色づく「ハボタン」の鉢が、紅白各2鉢届いていました。「届いていました」は、堀之内さんのお人柄でしょう、丸菊も私たちが気付かないうちにそっと玄関に置いて帰られ、今回も休館日の日曜に届いていたからです。「花を愛する人は、心広き人」と云った歌や「花を愛する人に悪い人はいない」と云った言葉が、堀之内さんからは自然に彷彿します。また、昭和町商工会婦人部の方々も先日、3回目の清掃作業に汗を流して下さいましたし、近所の杉浦精さんは毎朝のように庭掃除に馳せ参じていただくなど、高校生から老若男女を問わず、多くの方々の当館へのお力添えに支えられての2年だったなーと、そんな善意が結実した象徴が、玄関を彩る花々であるようにも感じ、この場をお借りして、あらためて「ありがとうございます」と御礼申し上げます。