2016年4月18日月曜日

杉浦醫院四方山話―472 『桜も散りましたが・・』

 杉浦醫院の庭園は、2月末の梅の花から3・4月にかけて咲いたモクレン・ユキヤナギ・ミツバツツジ・桜も散り新緑の季節を迎えようとしています。

 幼稚園や保育園では、温かくなると屋外で過ごす時間も長くなるのでしょう、先ずは近くのかおり幼稚園の年少組のみなさんが散歩に来て「春になりましたねー」と教えてくれました。

 3月には「ダーク・ツーリズム」でも触れた京王観光のバスツアーの皆さんが3回見えましたが、庭から正面に富士山が見えたのは最終組だけで、花冷えの日になったこともありました。

 ミツバツツジが咲き、桜も5分咲きになると地元・西条新田区のいきがいクラブ主催の「花見会」が開かれました。雨天の場合は公会堂になることから事前に模造紙にちぎり絵の桜も咲かせ、当日は紅白幕も張る気合の入った準備でした。

 いきがいクラブの皆さんには秋の落ち葉の季節に合わせて庭園清掃でもお世話になっていますから、夏に予定している「杉浦醫院・お茶と落語と花火の夕べ」に出演いただく山梨落語研究会代表・紫紺亭円夢師匠に無理を言って、スペシャルゲストとして出演いただき皆さんに漫談をお届けしました。

 

 また、4月3日には「すぎでん・桜まつり」が有志の実行委員会主催で開催されました。若い方は新たな言葉を創造し、オジンには説明を受けないと分からない造語があふれていますが、実行委員の方が作ったチラシには「すぎでん」なる言葉が登場していました。「風土伝承館・杉浦醫院」を「すぎでん」としたのでしょう。どこを組み合わせるかで何通りかの略語が作れるわけですが、確かに音としては「すぎでん」がベストでしょう。

 当館の交流施設「もみじ館」で何回か練習会もしてきた「ウクレレ・ピクニック」のメンバー始め、飛び入りでの楽器演奏や歌唱披露を愉しむ舞台をフリー・マーケットが囲む形での祭りでしたが、正覚寺の桜も満開で、時折舞う桜吹雪も文字通りステージに花を添え、集まった地域の方々にも楽しいひと時となりました。