2013年5月15日水曜日

杉浦醫院四方山話―238 『薔薇とゴーヤ』

杉浦医院診察室の机上の顕微鏡と置時計の間に一輪の薔薇が咲きました。

西条一区の三井さん宅には、町指定文化財・山本忠告の墓や山本節さんの頌徳碑があり、ご夫妻の見学者への解説もお見事ですが、広い庭で数百種の木や花から野菜を仲良く上手に育てる園芸夫妻でもあります。
三井さんは、庭に咲いた花を純子さんや当館に届けてくれたり、水仙やすず蘭、山吹など三井さんの庭の植物を株分けして、杉浦医院庭園にもたくさん移植してくださいました。
今回も見事な薔薇を頂戴し、数か所に飾りましたが、ご覧のように診察室の重厚な雰囲気に負けない一輪です。

西条地区には、趣のある庭園が幾つもありますが、三井さんの庭園は種類の多さもさることながら、ご夫婦で、庭づくりを楽しんでいる普段の様子が伺える手入れの行き届いた庭で、ご夫妻のありようが醸しだされていると云う、特別な趣があります。

昨年、緑のカーテンに初挑戦して、結果「日除け効果では、ヨシズの方が・・・」と総括しましたが、杉浦精さんの指導も得て育てたのにいま一つ茂りが悪かったのは、ホームセンターで購入した「苗」に問題があったのでは?との身勝手な反省から、今年は、杉浦精さんが種から育てた苗をくださいましたので、さっそく植え付けました。
「地植えの方が・・」と云う杉浦さんの指導もいただきましたが、今年はプランタに一苗(昨年は二苗)にしてみました。上までガラスで、冬の観葉植物の退避場所として造られた南西向きの旧温室ですから、夏の室内は高温に跳ね上がります。今年こそネット全体からポールの上まで伸ばして昨年の雪辱を果たしたいと思いますが・・・定期的に成長具合を報告しますのでお楽しみください。

先に報告した玄関を飾る堀之内一郎さんの花々や三井夫妻の切り花等々、杉浦精さんの日常的なサポートと地域の方々の温たかいお力添えで、館内外とも季節の花やグリーンで来館者を迎えることができ誠にありがたく、この場をお借りして感謝申し上げます。