杉浦醫院四方山話―442 『絹彩画教室』
杉浦醫院2階の座学スペースを使っての伝統文化教室で、今回は「絹彩画入門教室」を開催しました。作業中心の教室ですからスペース的にも10人が限度でしたが、講師の三枝史博さんと作品が、山日新聞文化欄で大きく紹介されたこともあって、多くの方々から参加申し込みがありました。今回キャンセル待ちで参加できなかった方には、この場を借りてお詫び申し上げます。
三枝さんも挨拶の中で「絹彩画の歴史は新しく、どんな技法で出来るのかを知っていただき、愛好者を増やしたいと考え、体験教室を始めた」そうですから、11名の参加者全員が絹彩画は初体験でした。
今回は、三枝さんが用意した数点の図柄の中からトンボや鶴などの絹彩画に挑戦しました。
同じ図柄でも埋め込む絹布は自分の好みで選びますから、出来上がった作品は同じ図柄とは思えない多彩さで、これが絹彩画の特徴であり、面白さだと思いました。
参加者同士も初対面とは言え、油絵やアクリル画など日頃から絵画を描いて個展や公募展に出品をしているとか木目込み人形をやっているなど手を動かしながら和気あいあいと情報交換を楽しめたのもテーブルを囲んでの作業が、自然に打ち解けた会話につながったのでしょう。
椅子の生活に慣れた皆さんに3時間座っての集中作業は負担も多かったと思いますが、皆さんからは「これ一回でお終いですか?」「定期的にやりたいね」とか「今日の作品展を開きたい」と云った質問や要望も寄せられた有意義な教室でした。