2015年9月7日月曜日

杉浦醫院四方山話―441 『昭和まちしんぶん』

 前話で紹介した甲府の古守病院の古守豊甫氏の孫・古守寛文さんは、医者である父・祖父に反抗した訳ではないでしょうが、違う道を歩む青年です。

その古守寛文さんが、昭和町に的を絞って、今年の4月にスタートさせたのが「プチコミ昭和まちしんぶん」で、既に9月号まで6号が町内各戸に配布されています。チラシのように新聞折り込みでは、手塩にかけて創る新聞が読まれず、ゴミ箱に直送されるのでは?と、一軒一軒手配りで届けていることにも古守さんの意気込みを感じます。

 甲府市在住の古守さんが「なぜ昭和町しんぶんなの?」を聞いたところ「現在の力量からすると昭和町がジャストサイズ」とのことですから、古守さんが代表取締役の株式会社アグストの成長次第では、もっと拡がる可能性もあるのでしょう。


 A4版8ページのしんぶんの購読料は無料ですから、取材制作費やポスティングまでの経費は広告収入でしょう。紙面が読まれ、広告効果が上がれば問題ありませんが、広告主が定着するまでは営業も大きな位置を占めていることでしょう。



一面には、昭和町内でご活躍の方に古守さんが直接インタビューした記事が定着しています。

これには創刊号で角野町長が「住みよいまち 昭和町へようこそ!」と笑顔で応じたことが大きかったように思います。町の広報とは違った視点から昭和町を紹介して愛着をもってもらおうと云う古守さんの姿勢が覗えます。



 こう云ったミニコミ誌が育つ町には自然と人が足を運びますから、県内唯一の地域限定民間しんぶんが継続発行されるよう、杉浦醫院の話題を提供することから広告の店に行ってみるまで、私も自分の出来る水やりで、「昭和まちしんぶん」を育てていきたいと思います。