最初に発行されたお年玉付郵便はがき |
久米川先生は、毎年600枚の年賀状を交換し合っているとのことですが、暮れにはその印刷、発送作業に追われるそうです。「実は、昨年のお年玉年賀はがきで、1等が当たりまして、32インチの液晶テレビをいただきました」「100万本に1本の確率ですから、宝クジに当たる確率より大変だそうです」「夏まで、当たっていることを知らなかったのですが、出した方が几帳面な方で、自分の出した番号が、どなたに行ったかまでは分かりませんが、1等に 当たっていると、暑中見舞いで知らせてくれたので、確かめたら私に来ていました」「お礼にサマージャンボの券を20枚送りましたが、それは全然ダメだったようです」と。
「やはり、女神は少欲の善人に微笑むんですね。私なんか切手以外当った記憶がありません」
「いやぁー、これは偶然でしょうけど、実は、私は50年前にも1等が当たったんです」「ビデオカメラが賞品でしたが、当時のビデオカメラは、重くて大きなもので、今は処分してしまいましたが・・・」と。
聞きながら、ドキンとして思いました。「50年の間に、100万本に1本の確率が2回。これは、単なる偶然ではなく、<お天道さまは全てお見通し>は、真理だ」と。そして「この話をさり気なく、私に語ってくれたのは、今まで、神も仏も関係ねーやと居直って、生きてきませんでしたか?という久米川先生からの私への<お年玉>だ!」と。「科学者である久米川先生が、偶然に謙虚なのも逆に科学者だからこそだろう」と。2011年の年頭に、人智を超えた「サムシング・グレート」を素直に受け入れようと遅まきながら思えたことが、私には最高の<お年玉>でした。