まあ、「A rolling stone gathers no moss.ー転がる石には苔がつかないー 」の諺も日本人や英国人には、「仕事や 住居を転々と変える人は金も貯まらず、友人も出来ない」と、否定的に使われていますが、アメリカでは「常に活動的な人は新鮮で 、魅力的だ」と肯定的に使われていますから、多分相当長い歴史のある「山日新春文芸」も「苔むす」成熟期に入っているのでしょう。
個人的には「A rolling stone gathers no moss」を「苔の着かないよう転がり続ける石でありたい」と思い込んできましたが、両用の解釈のあることを知ってからは、千代田葛彦の名句「巌奔り(いわばしり)水は老いざる去年今年」の方がピント来るようになりました。