

杉浦医院には、専門書や医学雑誌なども多数残っていますから、医学関係者には貴重な資料として展示すべきとなることでしょうが、限られた展示スペースに何を展示するかは悩む所です。
資料館や博物館の始まりは、貴族や資産家が収集した骨董品や美術品を並べたり、学者が標本として収集した自然物を分類して見せたように「ただの見せ物」が原点だったようです。18世紀に入って、現在の博物館の基となる大英博物館が誕生し、日本にも明治維新の文明開化で、博物館や美術館が誕生してきました。その中で、ただ物を見せるだけから情報伝達としての「展示」へと変化してきましたが、要は「展示物」で、どんな「物語り」が伝えられるかではないでしょうか。「ほぼ無限な画像・動画・文字情報を扱えるインターネットがあれば、博物館や美術館といった展示施設は要らないのでは・・」と云った議論もある現在、一般的な展示の在り方を踏襲するだけでなく、これからの展示の在り方やホームページを使った展示や発信など施設独自の展示を考えていくことが求められているのでしょう。 まあ、この「四方山話」もその具体的試みの一つと考えて、書いてはいるのですが・・・